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GUIDE / 05

退職者のMicrosoft 365アクセスを安全に停止する

退職時刻に合わせて、サインイン停止、セッション失効、メール・OneDrive引継ぎ、端末処理を行います。

更新日
2026-08-01
作業目安
準備30分+当日作業30分

この手順で作る状態

退職者がMicrosoft 365へ再アクセスできない状態を作りながら、必要なメール、OneDrive、担当現場のデータを会社へ引き継ぎます。アカウントを最初に削除しないことが重要です。

退職日前に決めること

項目 決定内容
停止時刻 最終勤務日の何時に停止するか
承認者 人事・所属長・経営者の誰が指示するか
引継ぎ先 メール、OneDrive、Teams、現場共有先
会社端末 PC、スマホ、タブレット、USB、鍵の回収
外部サービス CAD、施工管理、オンラインストレージ、VPN

1. アクセスを止める

停止指示を確認後、次を実施します。

  1. パスワードをリセットする
  2. すべてのセッションからサインアウトする
  3. サインインをブロックする
  4. 必要に応じてサインインセッションを失効する
  5. Exchangeのメールアプリ・モバイルアクセスを確認する

Microsoftの説明では、サインインのブロック反映に時間がかかる場合があります。パスワードリセットとセッション処理を組み合わせます。

2. 端末を処理する

  • 会社所有PCを回収し、ネットワークから切り離す
  • Intuneで最終同期時刻を記録する
  • 個人スマホには会社データの選択的ワイプを検討する
  • 紛失・未返却端末は別の事故対応手順へ切り替える
  • 回収後のPCは証拠保全や引継ぎ確認前に初期化しない

3. メールとOneDriveを引き継ぐ

Microsoft 365管理センターから、引継ぎ担当者にOneDriveへのアクセスを付与します。必要なファイルは共有ライブラリへ移動します。

メールを転送するか共有メールボックスへ変換する場合は、元アカウントをすぐに削除しません。転送期間、返信者、終了日を決めます。

4. グループと外部サービスを確認する

  • Microsoft 365グループ、Teams、SharePoint
  • 共有メールボックス
  • 現場・案件ごとの外部共有
  • VPNとWi-Fi
  • CAD・積算・施工管理サービス
  • 電子契約、クラウドストレージ
  • 複合機のアドレス帳やスキャン先

Microsoft 365だけ止めても、他サービスの個別アカウントが残る場合があります。

5. ライセンスとアカウントを整理する

データ保持とメール運用を確認した後、ライセンスを回収します。アカウント削除は最後に行います。Microsoftは、削除後のアカウントやデータに保持期間があることを案内していますが、保持要件は契約・法務・バックアップ方針に応じて別途決めます。

完了確認

  • サインインがブロックされている
  • セッションを失効した
  • 会社端末を回収または遠隔処理した
  • メールとOneDriveの引継ぎ先を確認した
  • Teams・SharePoint・外部共有を整理した
  • Microsoft 365以外のサービスを停止した
  • 実施者、時刻、結果を記録した

公式情報

AFTER THE GUIDE

この手順、自社で進めますか。
それとも任せますか。

ここまで読んで手が止まったなら、多くの場合は退職日の当日に誰が何を実行するかという、社内の段取りで止まっています。

365情シス部は、専任のIT担当者を置けない中小企業の情報システム部門を代理でつとめます。ご相談は無料です。その場で契約を迫ることはありません。「これは自社でできます」とお答えする場合もあります。